ウクライナの戦争などでガソリン価格が高騰し、なぜかトリガー条項が守らない事態となっています。
そのようなガソリン価格高騰なので、『ディーゼルエンジンの車が良いのではないか?』 という質問も増えています。
う~ん、難しい問題かなあ~ と思う。
ディーゼル・エンジンには、DPFと呼ばれる、ザックリ言えばススを外に出さないフィルターが装着されています。
一般的には、寿命は年数で言えば3~5年、走行距離数で言えば8~10万kmくらい。
普通乗用車ですと、部品代20万円~でプラス工賃です。
2tトラックで、40万円+工賃。
DPFというのは、チョイ乗りすると異常に痛むとかあります。
ここが重要で、若いママさんが福岡市内に住んでいて、自宅から2km先にあるショッピングモールとかに買い物に行き、帰ってきますと、1日の走行距離数が少ないじゃないですか。
会社の通勤でも、1日片道5kmとかの人って意外にいたりするじゃないですか。
ガソリン車でも、チョイ乗りは痛むとかあるのですが、ディーゼル車の場合はもっと痛み方がひどくなり、エンジン不調の原因になったりします。
都市部に住んでいる若いママさんが、ガソリン車の軽自動車に乗って1日片道2kmしか走らないというシビアコンディション走行でも、新車のうちはまだ良いですが、古くなるほどに痛みが出てくる。
どちらかといえば、EVカーの軽自動車に乗る方が良い。
そんな感じで、『俺は彼女が遠出するのが好きな人なので毎週県外にあるテーマパークに車で行く』 みたいな人にしか向かないのが、ディーゼル・エンジンかなあ~ と思うのです。
走行距離数が人並みであれば、わざわざガソリン車から乗り換える必要もないですし、メンテナンスの維持費はガソリン車より高い。
後は、燃料の軽油には、”経由凍結温度” という複雑なものがあり、燃料が何種類か存在している。
例えば、鹿児島とか宮崎のような南国の冬に暖かい地域に住んでいる人のGSで入れる軽油は凍結温度が低いもので、それで一気に広島とかのスキー場まで行き、宿泊先で駐車しておくと燃料がシャーベット状に凍るという問題がある。
それを防ぐ為には、「今度の週末は広島のスキー場に走るので、燃料はこのくらい消費してあるので、現在はこのくらい入っている。 中継地のGSで1度このくらい軽油を入れて、到着する前にもあそこのGSで軽油を入れて」 みたいに、軽油を販売している地域の外気温などで軽油凍結温度の種類が違ったりしているので、それを上手い具合も入れていき濃度を調性して燃料が凍結するのを防ぐ必要があるのです。
遊びに行くとかのシュチュエーションで、軽油凍結温度とかを考えたりできますか?
それだったら、まだガソリンの方が楽です。
レギュラーガソリンは、夏用・冬用、それが西日本用・東日本用とざっくりいえば4種類しかないので、調整はほぼ運転者はしていないと思うのです。
戦前とかに、車の動力としては、①蒸気機関エンジン、②ガソリンエンジン、③電気モーター自動車があり、1番ユーザーが使い勝手の良かったガソリンエンジンが生き残ったのです。
そこは今でもあまり変わっていなくて、EVカーの普及で新車販売で税制優遇で8割までとなったノルウェーでも、冬の大寒波で大失敗となっている。
氷点下までいかなくても東京でも福岡でも2℃とか結構あるわけですが、そのくらいで走行性能がダウンしたりして、急速充電も難しくなるとかあるじゃないですか。
それと同じで、軽油も、配送業者の10トントラックとか、20トントラックとかに多い感じで、長距離を走るから故障しないとかがあり、それで一般の人は買わないのです。
もしもご主人が買って日曜日しか乗らなくて、近所のショッピングセンターに行くだけだと無駄じゃないですか?
平日に奥さんが近所の買い物ばかりに乗るとDPFも痛むだけだったりする。
1人親方みたいな工事の職人だと、現場が近い事ってそう滅多にないのでハイエースのディーゼルとか乗れるのです。
後は、振動。
軽自動車でもそうですが、振動ってあまり人体に良くないのでボケる人とか多いじゃないですか。
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