今回は、『ガソリン価格高騰でハイブリッドカーが売れていると聞きますが、なぜEVカーは売れないのでしょうか? そもそもハイブリッドカーってなぜ売れるのかもイマイチわからない』 という人がいらっしゃいますので、ハイブリッドカーが売れる理由を考えてみました。
2022年6月にウクライナ侵攻という問題が起きました。
新型コロナウィルスの問題で緊急事態宣言発出などがされ、飲食店などに外食に行くのは感染者が増える原因になるとかで、自宅で過ごす時間が増えたりしていました。
ウクライナでの戦闘状態から、原油を輸出しているロシアに圧力をかける目的で経済制裁が掛けられる事になり、それがロシアが輸出している天然ガスや原油を抑えるという事で、どうしても原油価格などが値上がりに転じてしまいました。
日本でも2023年にガソリンの補助金を段階的にカットした事でレギュラーガソリン価格が@¥180を超えたりしてニュースでも報道されました。
ガソリン価格が上昇する ➡ 補助金を出す ➡ ガソリン価格がチョイ下がる
という図式となります。
そもそもガソリンにはトリガー条項があり、直近3カ月の価格が@¥170を超えた場合とかに特別な税金が撤廃されるとかに設定されてあります。
ガソリン価格が上昇すればするほど、遠くまで車で出かけられなくなる人が増えます。
物流もトラックでガソリンや軽油を使用していますので、価格を補助金で下げないと物価高騰してしまいます。
後は新型コロナウィルスの問題で全国各地の観光地とかでキャンペーンをやっていますので、車で行けづらくなるとそれも台無しになると考えられます。
政府の国策として、1度ガソリン価格を下げるのに補助金を出すとそれが前例となる為に、ウクライナの問題があと10年くらい続くとしても、多少ガソリン価格が上がったところでまた補助金がガソリン価格に出ると予見できます。
その為、『ウクライナの問題などや中東の紛争などでガソリン価格が高止まりしても、補助金がガソリンには出やすいので、だったらハイブリッドカーを買うのが1番影響を受けにくいだろうなあ』 という考え方となり、それでガソリン車よりも日本ではハイブリッドカーが売れているのだと考えられます。
日本でも、ガス料金などが値上げになり、電気代も値上がりになっていますが、それは補助金があまり使われない性質があります。
電気代も電力会社が値上げの申請をして、仕方ないと判断された場合に認可されますが、世界的に見れば日本の電気代はかなり安い部類になっています。
例えば、ノルウェーでは一般家庭が暖房も電気を使用しますし、新車販売でもEVカーだけが圧倒的な税の優遇措置がありEVカーが80%くらいを占める感じで売れまくっていました。
一般家庭が1カ月に支払う電気代が月額13万円くらいまで跳ね上がっていたりします。
ノルウェーでは、今年の冬1月2月に外気温マイナス40℃を超える大寒波が起こりましたが、EVカーはマイナス20℃で本来の性能の50%くらいに、マイナス40℃では本来の性能の12%くらいになってしまうというEVカーの性質があります。
本来400kmとか走れる性能のEVカーが10%くらいまで低下しますと、仕事に行くのに途中で充電しないといけなくなる人が出てしまい、充電ステーションに長い行列ができてしまいます。
2022年12月とかにアメリカでも29の州で大寒波などが起きていたりして、停電もありましたが電気代が一気に値上げされたりしています。
海外の電力会社の電気代は急激な値上がりの仕方をしたりするので、「今日は暖房を入れるか、それとも食事をしないか」 みたいに電気で暖房しますので深刻な問題となっていたりします。
そういう世界的な大寒波の起きる確率なども増えていますニュースでEVカーが充電するのに充電ステーションに長い行列ができたりしますのが報道されるとか、電気代がガソリン車と比較して得しているとは到底思えないとかの報道も相次ぎありました。
日本の場合、過疎地に軽トラで移動販売をして買い物に行けない高齢者に売る人が、「1日150km走るのでガソリン価格高騰は死活問題です」 と言ったりしています。
高齢者が増え続けた日本ではそういう買い物に自分で車を運転して買いものにいけない人もいらっしゃいますので、政府が支援しないというのも難しいじゃないですか。
ウクライナの問題などが解決しない限りは原油価格高騰の問題も解決しないと考えられますが、1番補助金が出やすいのがガソリン代なのだと思います。
それでハイブリッドカーが売れまくりです。
今時ガソリン車やEVカーを買いますと、奥さんがご主人に、『こんなゴミをお金出して買ってきたの?』 みたいに怒ったりします。
18歳の大学生1年生で免許を取って中古車を買い、その彼氏が彼女を乗せて県外のテーマパークとかに遊びに出かけても、彼女から見れば、『彼氏のチョイスは正しい気がする』 みたいに18歳でもそう感じたりすると思うのです。
お金が余っているとかでないのにわざわざガソリン車でテーマパークに行くとかしていれば、どうしてもバカに見えてしまうとかがあると言えばあるじゃないですか。
今日はネットニュースで福岡市役所にある無料の急速充電器が再開すると報道されていました。
来年は有料化され、30分までの充電で一律¥660ですのでかなり安いです。
昔は1回500円で済んだEVカーの急速充電も今は1回¥1,000くらいに2倍とかに値上げされていたりします。
急速充電の設備が高いので赤字になりやすいので、あまり急速充電ステーションが増えない感じがありますが、1回¥2,000くらいにしないと経営が難しいと考えられます。
電気料金の設定が、使う電気の量のアンペア数で最低利用料金が跳ね上がりますので、どうしても急速充電はやりたくない人の方が多い。
そんな感じですので、今新車を買うのであればハイブリッドカーが1番補助金とかの恩恵を受けやすくて、EVカーは今後さらに充電の値上がりになる可能性があるので、ゴミになりやすいイメージがあるからだと思います。
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